鶏の飼い方⑦…都内・住宅街で鶏を飼う!良かった10のこと&大変だった10のこと

家庭菜園をしているうちに、自給自足の楽しみを覚えていきました。そんな中、あるドラマで朝ごはんに、自宅の庭先で飼っている鶏から卵を採って目玉焼きを作っている映像を目にし、おぉ卵も自給自足出来たら楽しそう!思うようになりました。ちょっと在宅時間が増える時期、思い切って小屋のDIYから始め、鶏を飼うようになるまで、色々調べてみたり、大丈夫かな?と心配したりしながらも、楽しく過ごせています。オス・メスいないと卵が採れないのかな?って思っているくらい何も知らないところから、今では結構、鶏たちとの生活に慣れ、鶏を飼うと言うことについて理解してきたと思います。
都内・住宅街で鶏を飼う!楽しいと思ったこと、大変だと思ったこと、それぞれ10こづつまとめてみました。
(ちょっとづつ追加していこうと思っています。)

雑誌に掲載されました🐓 – Hacks (hacks-diy.com)

都内の自宅で鶏を飼ってみて良かった・楽しかった10のこと

を頂ける有難さ

単純ですが、自分で育てたものから命を分けてもらえるというのはこれ以上にない安心感や満足感があります。初めて産んだ卵から、産卵が落ち着いてくるまでの大きさの違いも面白いですし、市販のものと食べ比べたり、中々入手が出来ないロードアイランドレッドと烏骨鶏との違いを楽しんだりというのは一番の面白いところで、他の動物では中々できないことだと思います。新鮮な卵はやはりとても美味しく感じます。子供たちも朝産んでいる様子を見たり、卵を拾ってきてくれたり、生き物・命に関わることを受け入れてくれていて、本当に有難い恵みだと思います。

お散歩がとっても楽しい

犬や猫を飼っていても同じなのですが、鶏の散歩も面白いです。砂遊びをしたり、雑草や虫を啄んだりしている様子をみることも面白味を感じますし、何より連れ出していると通りがかりの人とちょっとした会話が出来ることが楽しかったりもします。周囲に気を払いながらですが、何気なく、知り合いが増えたような気持ちになるのは、他のペットの散歩と変わらないような気がします。鶏たちの気持ちよさそうな姿を眺めながら、都内の公園や道端で過ごし、まるで田舎暮らしをしているような錯覚に浸り、コーヒーを飲んだりとのんびり過ごすのは気持ちが良いです。

子供たちに人気

特に鶏を飼い、お散歩などをしている時に、興味を持ってくれるのは、小学生くらいの子供たちです。啄んでる様子や私たちがあげている様子をみて、雑草や虫を捕まえてきてくれたり、おっかなびっくりしながら触ったり、抱き上げたりして楽しそうな姿を見られるのは、自分の子供たちに限らず嬉しくなります。特に遠出を出来ない時期、近所の公園で散歩をしていたので、都内では物珍しいもの?を見られたから一時だけだったからかもしれませんが、それでも、楽しそうに触れ合ってもらえる姿を見れるのは、嬉しい気持ちになりました。

雑食性で何でも食べること

これは犬や猫と大きく違うなと言うところですが、雑草も虫もお魚も食べると言うのは思っていた以上に飼育する上で楽しいです。様々な食べ物を上げることで育てている感覚が強まるのもありますし、普段の生活の中で出てしまう残飯などフードロスにつながるようなものも鶏が面倒を見てくれたりします。それが卵になって帰ってきていると思うとなんだか自然サイクルに触れ合えた感覚になります。

割と人懐っこい

お手やおまわりなどの様な芸が出来るほど賢くはありませんが、餌を持っていると飛び上がって取ろうとしたり、追いかけたりしてくれます。手から餌を食べてくれるのも楽しいです。小さな子供たちにも人気のポイントのような気がしています。また動物によっては触られることを極端に嫌ったり、人から離れていってしまったりする動物もいると思いますが、鶏はしつこく触られたり意地悪なことをされたりしない限り、大人しくされるままにしていることが多いです。また飼い主の目に入らないほど遠くには行きません。

食へのありがたみ

お肉として頂くかどうかは中々意見の分かれるところですし、名前も付けて近所でも散歩をして知り合いが増えてしまったので、ウチだと絞めてしまうのはちょっと難しそうですが、そうでなくても非常に食に関しての考え方や意識は変わって来たような気がします。鶏を2羽飼うだけでもそこまで大変ではないですが、それなりにお世話の手間はかかります。また思ったときに、思った数の卵を産んでくれるわけではありません。逆に、ちょっと食べないでいるとどんどん卵が溜まってしまったりすることもあります。品質や生産量を安定的に供給するための生産者の方々の苦労やスーパーなどの量販店で毎日価格が大きく変わらずに安定して供給されることの偉大さと難しさの一旦が垣間見える気がします。

将来、殖やせる可能性・イメージが湧いた

これはこれからの課題ですが、病気対策や小屋のスペースの問題、孵った雛が雄だった場合の対応など色々考えながらですが、増やすことも将来考えています。もちろん自然に増やす方法だけでなく、追加での購入を考えながら、譲り受けられる先や知り合いを探すのも一つです。またそもそも自給自足に憧れがあり、沢山飼えるような場所で生活できるのを目指すのも良いかなと思ったりもしています。そんな風に先々に色々な思いを巡らせることができるのも鶏さんのお陰かなと思っています。

家庭菜園との相性の良さ

家庭菜園との相性の良さ!これはもう抜群です。他の記事でも紹介していますが、鶏の糞は販売されているほど、肥料としては価値があるものです。細かな点に注意は必要ですが、自給自足の一助として、土づくりの一部を自宅で賄えることは結構大きな価値があると思います。また鶏を飼うと、馬鹿にならないのがエサ代なのですが、非常に雑食性が高い生き物の為、家庭菜園で人間が食べられない(食べない)葉っぱや虫にやられてしまった部分、それこそ葉に来ていた虫そのものも餌として食べてくれます。それだけで小さな自給自足のエコシステムが回っているように感じられると思います。

ちょこっとの自給自足で、緊急時の安心感

ちょこっとの自給自足ですが、食べられるものが常に少しづつでも自宅にあるというのは、もしかすると鶏を飼うことのメリットの一つかもしれません。台風が来て、地震が来て、感染症などでも、東京都内に限らず、色々なところで買い占めやまとめ買いが起きたりします。自分たちですべての生活を賄うことが出来るわけではありませんが、少しづつの蓄えのつもりで卵を産んでくれる鶏を飼うと(恐らく見ているだけでも)、日々つながる命の安心感を得られるのではないかなと思います。毎日スーパーに商品がしっかり並ぶことの偉大さも理解出来たりします。

人とのつながりが増えた!

これはちょっと想像以上の効果です。飼育している様子をSNS等やこのようにブログで記事にまとめて発信をしているのもありますが、他にも同じように鶏を飼育されている方とお話が出来るようになったり、雑誌やメディアからお問い合わせを頂いたりと、ちょっと想像できないようなご縁を頂くこともありました。鶏を飼う前に期待していたことではありません。それでも自分なりに考えたり勉強したりしながら育てていることなどに興味を感じてもらえることや、話を聞いてもらえることはとても嬉しいし有難いことだなと思いました。

Hacks鶏飼育について雑誌に取り上げて頂いた様子…雑誌に掲載されました🐓 /
Hacks鶏飼育についてメディアに取り上げて頂いた様子…ローカルメディア「はんのーと」にて紹介されました

都内・住宅街で鶏を飼ってみて大変だった10のこと

朝は鶏と一緒に起きる

これは鶏を飼う前から、容易に想像がついたことではありますし、飼う前から覚悟を決めていたことではありますが。それでも思った以上に大変なことなのです。鶏の起床時間はほぼ夜明けと共にです。夜明けって早いですよね・・・でも朝割と早起きだから大丈夫って考えていましたが、冬と夏で1時間くらい違うんです。
冬から夏に向けて段々と朝が早くなっていったり、その季節に合わせて時間がズレるので、決まった時間に起きればいいと言うわけでもありません。鶏より先に起きないと、メスとは言え、ココッココココ…からコォエーコッコココォエー!とじわじわとボリュームアップしながら餌や水をねだります。天然のスヌーズ機能…
鶏を飼うからには生活リズムは朝型に変える必要があると思います。

日中のエサ・水切れには要注意

こちらは自動給水装置や自動給餌機の導入も強くお勧めします。テレワークや在宅でお仕事が可能であったり、主婦(主夫)の方で、日中の時間帯に、万が一餌切れや水切れを起こしても対応できるではない場合、ほんとに要注意です。夜明けのエサのおねだりと、同じようにスヌーズ機能が付いた目覚まし時計のような、じわじわと大きくなる鳴き声が飼育している小屋から、日中であっても響き始めます。住宅街の日中、鶏の声が響き渡る町内、昼間だから…とはいかないと思うので、十分に注意が必要です。

お散歩は必ず行く必要あり

こちらも大変と思ってしまうと大変なことではあります。大きな飼育小屋でずっとその中で飼育できるような環境であれば、回数を減らしても良いかもしれません。ただその際にはしっかりとした設備(小石を拾えたり、砂浴びを出来たり、爪を研ぐ場所などがあるetc)が必要だと思います。日光浴をすることも、長く一緒に鶏を育てていこうと思った時には大切なので、せめて2.3日に1回くらいはお散歩に一緒に行ってあげてほしいと思います。

お散歩をする意味はこちらの記事から↓
鶏の飼い方⑤…鶏が心地よい環境・生活リズムとは?餌やお散歩・砂浴び等のお世話 – Hacks (hacks-diy.com)

糞の量は覚悟されたし

感覚的には食べた量の倍くらいの糞をしている気がするのですが気のせいでしょうか。結構なボリューム感かつねっとり感のある糞をもりもりします。また一か所にまとめてするわけではないので、床が丸ごと糞まみれになります。最初は水気があってふき取りにくく、またベタっと張り付いて固まりやすく、固まった後は堅くなり取りづらく、着色してしまうこともあります。かなり厄介な糞なので、こまめにお世話を心がけています。

掃除は最低月1回

糞が厄介な奴であるのと共に、鶏さんはかなり餌や水をまき散らしながら食事をされます。餌が糞と一緒に交じり、水で固まり、羽を落とし、更に爪でまき散らし…などどかくはんをしたり、固めたりしていくので、ほったらかしで飼育するのは難しいです。外で飼育していても、鶏が食べてしまうせいか、なぜかハエなどの害虫が湧くことはありませんが、ナメクジが寄ってきたり、ダニが発生しやすくなってしまったりはするので、小まめに掃除をするように心がけています(ウチでも2週に1回くらい丸ごと洗っています)。

配合飼料だけだと食欲が落ちる

こちらはもしかすると、ちょっと甘やかして贅沢に育てすぎてしまったのかもしれませんが、配合飼料と水だけだと少し食べる量が減る時期が合ったりします。他の物をやらなければ、それだけを食べ続けるのかもしれませんが、葉物や煮干、おからなどその時々で少しづつ安いものや生ごみになる直前のもの、あまりもので構わないと思うので上げるようにすると食欲を維持してくれるようです。鶏には味覚が無い?と聞いたことがあるのですが、そんなことは無さそうで、明らかに好きなもの(高たんぱくなものが大好き、虫やエビ、魚など)は信じられないくらいの勢いで食べます。喧嘩までは行きませんが、奪い合って追いかけっこを始めたりします。

野良猫やカラスには絶対、注意!!

野良猫やカラスの他にも、鶏を飼うと都内でもネズミやハクビシン、アライグマなど、野生動物ってこんなにいるんだなと驚かされるくらい鶏を狙って動物がやってきます。猫であればそう簡単に食い破ることは無いと思いますが、外で飼育する場合は、小屋は住宅街や都内でもそれなりに頑丈にしておく必要があるかと思います。直接的に鶏を食べ物として狙いに来る動物の他にも、鶏のおこぼれのエサをもらいに、ハトやスズメが毎日やってきます。鳩や雀が直接鶏を傷つけることは無いですが、要注意なのは彼らの糞!!伝染病の原因になったりするので、やはり小まめに小屋だけでなく小屋の周りも綺麗にしておく必要があると思います。

もちろん鶏が嫌いな人もいます

鶏に限らずだと思いますが、犬が苦手な人がいれば猫が苦手な人もいます。お散歩をしている時には、「鶏に小さいときに追いかけられて嫌いだからどっかに行って!」とか「足が気持ち悪い!」とか直接投げかけられる時もあります。嫌いな理由や嫌いなものがあるのは人それぞれトラウマティックな思い出があったり、仕方のないこと。自分が好きでも、他の人に迷惑をかけてしまっては自分勝手ですので、鶏親善大使くらいのつもりで、嫌いな人にはそれ以上嫌いにならない様にその場から立ち去るようにしたり、興味を持ってくれて人には丁寧に特徴や暮らしぶりを説明したり、地域や他の人とも関われるように心がけています。そもそも都内の住宅街で鶏を飼うなんて、地域の人々に許されていなかったら出来ない、そう感謝しているつもりです。

旅行・外出は預かってくれる所が必要

こちらも他の動物と一緒かもしれません。既に説明をした通り、朝昼と世話をしてあげないと、鳴きます。餌や水もまとめて上げると食べ続けるし、こぼしたりするし、大変です。また探したらもしかするとあるかもしれませんが、鶏を預かってくれるペットホテルなども少ないような気がします。調べたことは無いですがニワトリ同伴可能なホテルや旅館は聞いたことがありません。鶏を飼うと決めたら、旅行などの際には面倒を見てくれるところがあるかどうかは、検討をしておいた方が良いと思います。ただ例外としてキャンプなどアウトドアならば連れて行っても面白いと思いますよ!テントで寝るとどちらにせよ、朝日と共に起きることになりますし、朝ごはん、バーベキューで鶏が産んだ卵で朝ごはん、なんてことも出来るかもしれません。

参考…鳥・爬虫類・両生類のペットホテル – ペットの森 (petnomori.jp)

届け出は必ずしましょう

鶏は飼う人が、ペットとして飼育していても、家畜としての届け出が必要です。毎年2月頃の飼育頭数を6月頃までに届け出をする必要がある生き物ですので、そちらは忘れず行うようにしましょう。うちも2羽だけですが飼育の届け出をしておりますが、特に連絡が来たり、飼育をダメだと言われたり、保健所の人が見に来たりなどはありません。万が一何かあった時や、地域で感染症などが発生したりした時には連絡をもらえるそうです。犬や猫でも届け出や登録があったと思いますがニワトリも飼育する際は届け出をするようにしましょう。

鶏の飼い方⑥…ちゃぼ・烏骨鶏など「鶏の寿命」は?病気対策と飼育時に必要な届出、亡くなった場合 / Hacks (hacks-diy.com)

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