コルクとコケぬし 第3羽「ひよこを1羽で飼い始める時に気を付けたこと」 ~ 1人暮らしで1羽の鶏飼育 ~

第2羽から約1ヶ月。
新しい季節、待ち侘びた春がまるで何年かぶりに来たかのように、慌ただしく、過ごしていました。
世界も、そしてやっと日本も、コロナが流行る2.3年前のことをすっかり忘れていたので、少し自由に人と過ごせることが、こんなに忙しいなんて、忘れていたかも。友達や仲間と会えなかったからこそ、”大切な人に会うために沢山の工夫が必要だったこと”も忘れないようにしながら、新しい出会いを噛み締めた季節だったなと思います。

さて、コケぬしさんとコルクさんのコラムは第3羽となります。
うちはちょっと面倒が見切れないなと、30日齢の子をお迎えしているのですが1羽のひよこから育ててみたいという方は、きっと多いはず、私もとても勉強になりましたので是非ご覧いただければ幸いです。(Hacks)

朝を迎えてからも鳴き続ける“ひよこコルク”

ひよこコルクを1羽迎え、初めて過ごしたあの夜。止まらない寂し泣き。
コルクとコケぬし 第2羽「ひよこコルクをお迎えした日のこと」

初めて1羽のひよこを迎えた時に、コケぬしなりに、調べたり工夫したりしたこと、様子をまとめてみました。
コケぬしと同じく、まだ産まれたばかりの“ひよこを1羽から飼育しよう”と思っている方の参考になったら、嬉しいです。

ニワトリの赤ちゃん(ひよこ)も夜泣きする

第2羽の後半で少し書いたのですが、
コルクがうちに来て1番最初に困ったことが夜鳴きでした。

「コルク、おやすみ!」と声を掛けて、小屋にお布団をかけた後、
すんなり寝てくれなかったコルクは、電気を消した後も永遠と
「ピーヨッ!ピーヨッ!ピーヨッ!ピーヨッ!」とエンドレスに鳴き続け、コケぬしは寝不足に。笑

あの日の夜は手を小屋の中に何度も手を入れて私の存在を感じられるようにしたり、
カイロや湯たんぽを小屋に設置し温もりを強めたりと試行錯誤して、
やっとコルクもコケぬしも眠ることが出来たのです。

「どうしたもんか…」当時、新卒ほやほや保育士だったコケぬし。
毎晩遅くまでコルクの「ピーヨッ!」には付き合ってられません…。
それに、このままだと、お隣さんから苦情も来ちゃうかも。

初日以降、とりあえず実家から鳥用ヒーターを持ってきて小屋に設置し、
小屋の保温だけは出来るようにしました。(36℃〜39℃が適温だそうです)

しかしコルク、寝る時以外にも小屋にしまうと
「なんでしまうの?どこにいる?ここからだせ!」というように
小屋の隙間から首を出したり、ピーヨ連呼が始まったりと、ものすごいアピールをし始めるのです。

また鳴き声以外にも、もう一つ、小さなコルクを飼うのに問題が。
コルクがひよこから鶏になっても使える小屋がいいと、ひよこにとってはかなり大きい小屋を買ったコケぬし。
小屋の隙間から首を出すコルクを見て大後悔!まだ小さい顔、首、体を思いっきり突き出していたのです。
コケぬしが見てないところで首が挟まって抜けなくなったらどうしよう。危なすぎる!

このように、迎えをしたのは良かったのですが、実際に飼育してみると問題が色々と出てきていました。
これらの問題を解決すべく、インターネットでひよこの飼育について調べてみました。

ひよこ(鶏)の単独飼育とは?

どうしたら良いかな?とひよこの飼育について調べていると、ひよこを一羽で飼育することの難しさを理解するのに、大切なキーワード「単独飼育」という言葉を知ることに!初めて知ることになったのですが、この言葉を知ることで、今のコルクの状態を理解することが出来ました。

大きく“単独飼育”とは、ひよこや鶏に限らず、一つの飼育施設において、ある動物種を一頭で飼育管理すること。あるいは、複数頭で飼育している場合でも、一個体ずつに分けて展示や収容をおこなうことも指します。
参考:http://www.enrichment-jp.org/word-introduction/single-housed_management/

敢えて“単独飼育”と名前が付くくらいなので、実際には、ひよこ(鶏)は群れで過ごす生き物なので、一羽だけにされること、つまり単独飼育されることは、あまり想像されてない事だったようです…。

みんなで生活してるのが当たり前と本能的に感じているため、周りに他のひよこがいないのにミルワームをくちばしに咥えると誰かに取られないよう走って逃げたりする様子も見られました。

どんな時でもコケぬしの後を付いて周ったりする姿があったりしたコルク。
とにかく仲間が居ないと落ち着かない様子でした。

家にコケぬしがずっと一緒にいられたらいいんだけど、そういう訳にもいかない…昼間に1人鳴きでご近所にご迷惑を掛けない様にもしないといけないし、毎晩の夜泣きでは心配でコケぬしも寝れなくなってしまう。

ひよこコルクに、寂しい思いをさせない様にしながら、何とか1羽で安心して過ごせる方法はないかなと。
コケぬしは色々な情報を調べてみて、最終的にこちらの動画に辿り着きました…!
参考:https://youtu.be/hghs1o2WjUo

この動画で紹介されている「鏡」を使った寂しさ対策、仲間を増やす作戦を実行することにしました。

コケぬしが実際にやってみたこと①ひとりぼっち寂しがり対策

鏡を設置した瞬間から興味津々のコルク!
いろんな角度からジーッと自分を見つめた後は、鏡の中のひよこをツンツン祭り!


仲間が増えたような感覚があったと思います。
小屋の中での楽しみを見つけたことで、寂しさも紛れ、小屋から出して欲しいアピールや夜鳴きも、だいぶ落ち着いたのでした。
鏡は途中で大きさを変えながらも成鶏になるまでずっと小屋の中に設置しています。
よく仕事から帰ってくると鏡の目の前で寄り添うように座っている姿を目にしていました。

ひとりで寂しい時間を鏡のおかげで乗り切ることが出来たんだなと感じています!

コケぬしが実際にやってみたこと②小っちゃいひよこ小屋デカいよ対策

またもう一つの問題として、小さすぎるコルクが、小屋の隙間から首を出してしまうことがありました。
こちらは割と少しの工夫ですが、小屋に少し工夫をすることでクリア。

クリアファイルや下敷きを、小屋の縦の格子の間に、挟んで隙間を塞ぐことで対策!これで十分でした!
焦って小屋、買い直さなくてよかった…。

それに、ひよこは小さいので温度管理さえしていればダンボール箱でも育てることが出来るみたいなので、それもありだったかも!

ひよこを1羽迎える時に注意すること(まとめ)

最後にコケぬしが思う、小さいひよこを室内で単独飼育する時のポイントを紹介します。

  • 小屋を保温をしてあげて、なるべく温もりを与えてあげること
    ひよこは、本当はまだまだお母さんといっしょに過ごし、守られている時期。
    お母さんからお預かりした大切な命を、ゆっくりじんわり温められる様に。
    時期によってはヒーターも。
  • 小屋には鏡を設置して、ひとりぼっちと感じさせない様に、自分と同じ姿のお友達を作ってあげること
    にわとりの様な群れで過ごす生き物は、仲間の姿が見えないと、とても不安になるよう。
    野生のイメージを時々調べたり、幼いころの様子も調べたりするとどういう過ごし方が良いのかなと参考にも。
    例えば、ウサギやフェレットなどは割と野生でも単独で過ごすので大丈夫だけど、犬はどうかな?とか。
    寂しくならない様に、工夫をしてあげよう。
  • 飼い主のあとをついてまわるため、うっかり踏んでしまわないよう気をつけること
    室内で放し飼いをする時には、注意。
    とっても小さくて、とっても弱い生き物なので、優しい巨人になったつもりで生活しよう。
  • 危険を察知する力がまだなく、想像もしないような行動を取るため注意しておくこと
    小さなひよこは、“小人の世界の住人”。
    スモールライトで小さくなったドラえもんの世界の様。
    小さな段差や人から見たら小さな動物(子猫や子犬)も、彼らからしたら、とっても危険で大きい生き物だったり。
    ちょっとした段差も実は崖の様に見えているかも。
    なるべく平らで、細かな段差にも気を付けよう。
  • 何も知らない赤ちゃんと一緒!部屋は綺麗に!
    小さなころの赤ちゃんの様に、なんでも口にしてツンツンしてしまいます。
    第2羽にあったように、ホコリやチリ、食べかすなども食べてしまうかも…
    なるべく室内で放すときは、部屋を綺麗にしてからにしよう。

以上、まとめですが、それ程敏感にならなくても、しっかり見守って準備すれば、すくすく育っていくので安心して、夢の産みたて玉子ごはん生活を一緒に目指しましょ♪(第4羽へ、つつく)

コルクとコケぬし 第4羽「1人暮らしが鶏を飼って良かったことと大変なこと」 ~ 1人暮らしで1羽の鶏飼育 ~ | Hacks (hacks-diy.com)


☆日々の発信やコルクさんの様子はTwitterからも是非!フォローして応援してください☆

※各記事に関するお問合せや、Hacksおよび各コラムニストに対する取材・お仕事のご依頼は、こちらのホームページのお問合せよりお願いいたします。記事内容等について、各個人へのSNS等からの直接のお問い合わせは、お控え頂くようにお願いいたします。また記事内容及び各個人への誹謗中傷や必要以上の詮索等の迷惑行為と判断されるものにつきましては、法的手段をもって厳正に対処いたしますのでご注意ください。
※お問合せはこちらから