【DIY備忘録】②よく使う道具一覧と使い方(たまのDIY・日曜大工用)

作業を楽しんでいるところがあり、本当に必要最低限の必要なものだけ、最初に買ってから、ずっと使っているもの中心です。自分で家具のDIYやセルフリフォーム・自宅の修繕を始めたころ、まずはどんな道具から揃えたらよいかすらわかりませんでした。小学校の図工や中学校の技術や美術で使った道具くらいしか分からなくて、ホームセンターに通ったりYouTubeを見たり、少しづつ続けているうちに人から教えてもらったものもあります。最初はノコギリとハンマー(トンカチ)くらいで良いかな?と思っていましたが少しづつ少しづつ増えていきました。

それでもこんな道具で!?とたまに驚かれるのですが、家の修繕(壁紙交換やドアの修理etc)やセルフリフォーム(床の張替え、押し入れの解体etc)、DIYでの家具作り(テーブルや椅子、棚etc)も全部この道具でやっています。今はとっても便利な材料があったり、ホームセンターでカットサービス※があったりと便利なサービスが沢山あるので何とかなります。(※板橋区であれば前野町のビバホームも浮間の島忠もみんなある様子)

鶏小屋のDIYもこの道具だけで出来ました!

ポイントは、①職人さんや毎日利用するほどのプロではないという気持ちで、あまりパワーがあり過ぎるものは怪我をしないよう避ける、②いくら便利でも利用頻度が少ないのに買っても勿体ないなという気持ちで、コストパフォーマンスと出番が少ない物はレンタルする、③あまり値段の差に意味が無いものは100円ショップで買っちゃう、という凄くケチというか必要十分というものだけを買うようにしているので安くDIYを始めたい人に向いているかも。作業場が用意できるくらいのセミプロの方、毎週末DIYにじっくりと時間をかけて大作を作って行きたいというような、僕がカッコいいと思うDIYerの方々からすると物足りないと思います。それでもご参考までに、取り組みやすく、たまの週末ちょこっとやるとかくらいの人向けに一覧表にしてみたので、ご参考になれば幸いです。※あくまで個人の見解と、利用経験に基づくものですので、悪しからず。また備忘録ですので良いと思うものを見つける度に、少しづつ付け足していこうと思います。

DIYを始めて約5年。初めた頃から未だに使っている道具たち

全部で30種類
  1. ノミ(のみ、叩き鑿)
    利用頻度★★ 扱いやすさ★★ 怪我の注意度☆☆☆
    ノミ?いきなり大工道具っぽくて玄人っぽさを感じる道具ですが、彫刻刀と合わせて使うと便利です。
    良く彫刻家の人が大きな木材に向かって、ハンマーとノミで削り出して何かを創り出しているあの道具。私が使っているものも「たたきノミ」と言われるお尻の部分が鉄になっていて、ハンマーでたたける形になっているものです。

    DIYで利用するのは、①ノコギリだと落とせないような固定された板材の凸凹を落としたり敢えて作るとき②平たい面に溝や穴を掘るとき。そんな時に彫刻刀だとパワー不足な時などに使っています。
  2. 彫刻刀(ちょうこくとう)
    利用頻度★★★ 扱いやすさ★★★ 怪我の注意度☆☆☆☆☆
    中学校の図工の授業で使ったの覚えていらっしゃいますか。まさにその当時のものを私はそのまま使っています。木材に細かな細工を加えたり、削り出したりするのに当時の技術をそのままに利用しています。

    DIYで利用するのは、①小さな木の板に溝や穴を掘ったりするとき②ノミなどで加工した部分を仕上げるとき。細かな作業をコツコツと仕上げる時に利用しています。

    彫刻刀は学校で習った時も先生から、怪我をしないように!と良く注意をされたのを覚えているのですが、DIYで利用するときも注意が必要。とても切れ味が鋭いのと、木材加工の時には思った以上に力を入れて作業しているので、指や手のひらがあると簡単にスパっと切れてしまいます。軍手などをして、気を付けて作業したほうが良いと思います。
  3. はさみ(キッチンバサミ、鋏)
    利用頻度★★★★★ 扱いやすさ★★★★★ 怪我の注意度☆☆
    木材加工やセルフリフォームのDIYでハサミなんて使うかな?と思いますがキッチンばさみくらいの少し大きめのハサミはあるととっても便利です。というか、無いといけない必須。

    利用シーンが多すぎて・・・ではありますが、特にリフォームDIYで多用するシーンは①壁紙や障子の貼り換えなどで紙や材料を切る②薄いベニヤ板を切る(1㎜くらいまでの木材は切ってます)など。道具入れに無いと困るので、2、3本入ってます。
  4. ヘラ(金属ヘラ、鉄ベラ、スクレーパー)
    利用頻度★★ 扱いやすさ★★★ 怪我の注意度☆☆
    金属製のヘラは、厚みや金属部分の形状などに微妙に違いがあり、いろいろな種類があります。プラスチック製のスクレーパーなどもありますが、やはり丈夫なので私は金属製のもので長く利用しています。

    厚みのあるものは硬さがあるので、削ったり何かをはがしたりするときに便利。薄いものは、リフォームDIYでよく使う練り物(パテや漆喰など)を塗り付ける時に利用しています。

    扱いやすさという意味で言うと、はがしたり削ったりに利用する際は割と簡単な作業なのですが、塗り付けたり表面を均したりなどは少し練習が必要。小手など左官屋さんがモルタルやセメントなどを平らにならしたりする際に使う道具よりは扱いやすいかなと思います。
  5. 木工用ドリル(ドリルビット、ドリルセット)
    利用頻度★★★ 扱いやすさ★★★ 怪我の注意度☆☆☆☆
    木材加工用のドリルは大きさの違うものを何本か持っていると便利です。大きさは1㎝くらいづつ刻みであるのですが、木工DIYやリノベなどの自宅修繕DIYでよく使う利用シーンがそれぞれあるのでセットで買っといて良いかなと思います。

    小さなもは、リフォーム作業や家具作りDIYなどで、木材に釘やねじ・ビスなどを打つ前に下穴をあける際に多用します。木材が堅いと割れてしまうことがあるので下穴をあけるのですが、このひと手間をやらずに、いきなりビスを打って角が割れてしまったり、斜めに入ってねじ先が飛び出してしまったりとか最初のころは失敗しまくっていました。小さな木材を利用する際もこれをしておけば割れにくくなります。

    中くらいのドリルは、家具作りなど見栄えを良くする際に、ねじ頭を隠す加工として穴をあける時によく利用します。ダボを利用する木にドリルで先に穴を空けて、中にネジやビスを埋め込み、空いた穴にキャップとしてダボを被せます。

    大きめのドリルは、板や材木に穴を空ける時に利用します。のみや彫刻刀などで削りだしても良いのですが、先に穴が丸くても開いているとその後の加工が早い。角材を加工したり、平たい板の真ん中に穴を空けてそこからジグソー(電動のこぎり)の歯を入れて窓を開けたりするときに利用しています。
  6. タッカー(ガンタッカー)
    利用頻度★★ 扱いやすさ★★★★ 怪我の注意度☆☆
    タッカーは、専用の針を利用することで、釘代わりに平面に薄めの材料を固定が出来る道具です。文房具のステープラー(ホッチキス)との違いは、平面に打てることと針が大きくパワーがあることで、木材のような堅い場所に布や薄い板などを固定するときに便利です。

    DIYを始めたばかりのころは知らなかったので、そういった薄い板なども、ビスや釘で止めていたのですが、こちらは打ち込むのが簡単なのと、針が細いので木材に大きな穴を空ける必要が無いというのがとっても便利。複数打ち込んで止めるとかなりの強度も出せるので、リフォームDIYやちょっとしたリノベで多用するようになりました。

    リフォームや木工DIYで良く利用したのは①壁に断熱材を固定するとき②布を張り付けてカバーをするときなどです。厚みのない軽い材料を止める時にはほぼステープラーを利用するようになりました。ポスターなども長く固定して利用するものはステープラーを打ってしまった方が丈夫なので良いかな。
  7. 軍手(作業用手袋、滑り止め付き手袋)
    利用頻度★★★★★ 扱いやすさ★★★★★ 怪我の注意度☆
    言わずもがな。ですが、一応…

    ゴムの滑り止め付きは、電動工具を使わずねじを締めたり、重い物を持ったりするときに便利です。また刃物を使ったり、トンカチを打つ時など、つけているだけで怪我のレベルが大きく変わるので必須。電動ドリルなどパワーのある回転系の道具を利用するときは、巻き込まれて大けがにつながることがあるので、薄手の軍手や手袋は外して利用するようにします(厚みのある皮手袋など専用のものもあるようです)。
  8. のり刷毛(のりはけ)
    利用頻度★★★ 扱いやすさ★★★★ 怪我の注意度☆
    のりバケは、広い面にまさに糊を塗り付ける時に利用します。こちらはリフォームDIYでよく利用する壁紙に糊を塗るときに利用する用。また障子やふすま(襖)の貼り換えの時にも糊を利用することがあるので、時々利用します。特別高い物ではないですが、利用後はついた糊をそのままにしておくと固まってしまい、毛をダメにしてしまうので小まめに洗って干して何度も使えるようにメンテナンスをしています。
  9. 刷毛(はけ、ふで)
    利用頻度★★★ 扱いやすさ★★★★★ 怪我の注意度☆
    刷毛は木工DIYや家具作りなどで仕上がったものにペンキやオイルステインなどの塗料で色を付ける時に利用します。刷毛は消耗品と割り切った方がいいかなって思っていて、塗料のせいかな?良いものを買っても、安い物を買っても、割と早くダメになってしまいます。良いものは繊維が細かかったりするので、長く利用するというよりプロフェッショナルの方たちがより繊細な作業をする際に利用するものかな、と思っています。
  10. ドライバーセット
    利用頻度★★ 扱いやすさ★★★★ 怪我の注意度☆☆
    100円ショップで買ったドライバーセット。一回買ったら無くさない限りほぼ一生もので何てコスパがよいのだ!と思っています。古い物件をリフォームしていたりすると、普段ほとんど使わないマイナスドライバーを利用することがあったり、普段の生活でもちょっとした電子部品に小さなプラスドライバーが必要だったり。あと意外と良く利用するのが、千枚通しのような先が尖っているだけのやつ。細かいところに入ってしまったものを書き出したり、ちょっとテコを使って持ち上げたりと意外と利用します。細いままだと力が全然入らないので、できれば差し込むことで太くできるカバー?グリップ?アタッチメントが付属しているものが良いです。
  11. ドライバービット(ビットセット)
    利用頻度★★★★ 扱いやすさ★★★★ 怪我の注意度☆☆☆
    電動ドリルやインパクトを利用するときにはこれが無いと意味がないです。ホームセンターで買ったプライベートブランドの6角形ドリルビットをずっと利用しています。こちらものの良さなどあまり関係ないと思うので、安いもので十分。どちらかというと、利用シーンが広がった時に必要なサイズや形状で種類を集めていくことがDIYで作れるものの幅を広げてくれると思います。
  12. 水平器(水準器、レベル)
    利用頻度★★ 扱いやすさ★★★★★ 怪我の注意度☆
    水平器はリフォームDIYで床を貼るときや、木工DIYでテーブル・棚などを制作した時の仕上げでちょこちょこ利用します。利用頻度としてはそれほど高いわけではないのですが、大物を作るときには必須かな。水平を取れる技術を付ける方がまず大変なので一旦の目安程度にホームセンターで一番安価なものを購入しました。

    古い戸建てや建物のセルフリノベなどしようとすると割と必要。床の貼り換え(畳の和室から板張りの洋室へリフォーム)をする時やドアなどの建具など、床や柱が微妙に歪んだりしているのですが、微妙過ぎて目視だと分からないのです。既存の壁や床が水平と思って、そこに合わせてリフォームを進めた後に、高さや水平が取れていないことに後から気付くと一大事。丸ごと歪んでビー玉コロコロな仕上がりに。都度・都度、面倒でも確認をしながらDIY作業を進めるようにしています。大きなスペースや長い物だったりすると目視だとほんとに分からないんですよね…棚を作るときにもガタツキのもとになるので一応チェックをするようにしています。
  13. 手のこ(のこぎり、鋸)
    利用頻度★★★★ 扱いやすさ★★ 怪我の注意度☆☆☆☆
    最近は素人というかプロの方以外のDIYerの方たちでも電動丸ノコを利用されていることをよく見かけるようになりましたが、私は手ノコ+ホームセンターのカットで済ませるようにしています。

    丸ノコも手のこも、基本的に木材を直線でカットするときに利用する道具。丸ノコはパワーもあってスピードも速く切れるし細かな木材を沢山自分できる必要があるときには便利そうだなと思うのですが、パワーが凄いので致命傷的な怪我や大けがにつながりやすい道具。手のこは慣れないと真っすぐに切れなかったり、切り終わりが上手くいかなかったりと悪戦苦闘はありますが、ザDIY?日曜大工程度の頻度と、自己利用程度の仕上がりであれば、やすりなどでごまかせるので十分。ちなみに私が使っているものは祖父が利用していたものを譲り受けたものなので40年近くになるものですが全然現役です。

    電動丸ノコと比べれば怪我はし辛いと言えますが、実は結構危ない道具。私は、彫刻刀とトンカチの次位に、この手のこで指を切るなどの怪我をしています。のこを引く際に怪我をする時はだいたい軍手を忘れて手元がぶれたとき、グラついてしまった時。軍手をして不安定ではない場所に、しっかりと材料を固定して
    利用する用に注意しています。
  14. ゴーグル(作業用ゴーグル、安全ゴーグル)
    利用頻度★★★★ 扱いやすさ★★★★ 怪我の注意度☆
    飛び散る木くずや木片などからDIYの時に、大切な「目」を守れるものってこれしかないので、出来る限り利用をすることをお勧めしてます。眼鏡をしていればまだましですが、裸眼で作業しているとほんとに危険。
    特に電動工具を利用する人は作業時には出来る限り利用したほうが良いですよ。木材の中に隠れていた釘の破片に丸ノコを当ててしまい飛び散った金属が目に刺さった、とか、作業中に木くずが目に入り手元が来るって大けがをしてしまったとか、大きな怪我のちょこっと前に、視力(視界)を奪われてしまったことが原因
    だったり結構よく聞きます。またペンキなどを塗る際にも、高い場所に塗っていると、乾く前に垂れてくることで目に入ったりすることもあるので付けた方が良いです。

    頻度が少ない方、私のような日曜大工程度のDIYerの方だと、高い物をかうの躊躇しちゃうかもしれないですが、まずは100円ショップにあるようなものでも構わないのであった方が良いです。はじめは利用していなくてもDIYに徐々にハマっていくことで、割と利用シーンが多いな?と思ってから、より安全性の高い物をホームセンターで購入するでも良いと思います。楽しむためのDIY。まずは1個買っときましょ。
  15. 巻尺(メジャー)
    利用頻度★★★★★ 扱いやすさ★★★★★ 怪我の注意度☆
    巻尺です。こちらは100円ショップのものもありますが、ホームセンターだとゆっくりと巻き上がるものや、伸ばした状態で固定できるものもあり、利用頻度が高いので少し良いやつを買うのがおススメかも。

    家具を作るときもリフォームをする時も、DIYするなら「寸法を測る」すべてココから始まります。何かものづくりをする時に、まず置く場所を測るし、材料も測るし、計算しないでやると絶対に失敗する。CADを使ったり、精緻なものを作る必要はないですが、準備に手書きのメモでも良いので簡単な計画を立てます。また材料を買いに行くときも必ず持って出かけます。
  16. カッター(カッターナイフ)
    利用頻度★★★★★ 扱いやすさ★★★★★ 怪我の注意度☆☆☆☆
    工作でも利用しますが、カッターはリフォームDIYでも沢山利用します。特にリフォームで良く利用するのが壁紙の貼り換えをする際なのですが、切れ味が本当に重要。スパっと切れないで壁紙を巻き込んで潰してしまったりとか仕上がりが非常に悪くなります。カッターの刃は消耗品。プロの方の作業をYouTubeなどで拝見していても、切れ味が鈍ったら刃をポキポキと折りながらやられていますね。DIYで利用するときは、握り手が太い方がしっかりと握れて力も入るのでお気に入りです。
  17. ロングドライバー(ドライバー)
    利用頻度★★★★ 扱いやすさ★★★★★ 怪我の注意度☆☆
    電動ドライバーのビッド(替え刃)で長い物もあるようですが、それほどの利用頻度ではないので100円ショップで購入した握りての太いプラスドライバーを利用しています。
    普通にドライバーとしても利用するのですが、良く利用するのが①仕上げにぎゅっと締め込むとき②電動ドリルでねじ頭がつぶれて回しにくくなってしまったビスを止めるときです。

    電動ドリルやインパクトドライバーは高速回転でねじを締め込むので摩擦のせいなのか?ビスの頭を痛めてしまうことが結構良くある。ビスが小さかったり素材自体が柔らかかったりすると潰れやすいので、ある程度まで電動ドリルで締めたら、仕上げはロングドライバーを利用して締め込むようにしています。

    後は「力が入る、長くて堅くて細い棒」って結構使うんですよ。隙間や穴に差し込んでテコを使って板を持ち上げたり。バールを使うまでも無い時とか、電動ドリルだと入らない隙間とかで作業するときに使うので、必ず一本は工具箱に入れてあります。
  18. 金やすり(鉄やすり、金属やすり)
    利用頻度★★ 扱いやすさ★★ 怪我の注意度☆☆☆
    金ヤスリは木材DIYで、粗く削る作業が必要な時に利用しています。これも中学校くらいの図工や美術の時間に利用したことがある方が多いのかなと思います。利用するシーンとしては、DIYで家具を作るときに角を取ったり、丸めたりするとき。紙やすりで一から仕上げていくのはカナリの重労働なので、先に金ヤスリを使ってガリガリと削って仕上げに紙やすりで整える。

    あと私が良く使うのはジグソーで真っすぐ切ったはずなのにユラユラと曲がって切ってしまった材料の凸凹を均す(というか誤魔化す)とき。ジグソーは細かい部分や曲線も切れるので便利な道具なのですがその分、丸ノコと違って、カットする部分が曲がりやすいので、セットで金ヤスリがあると仕上げに便利です。そう言えば中学校の図工でパズルを作った時も糸のこ盤と金ヤスリ、紙やすりで作ったような遠い記憶がありますね。

    結構削るのに力がいるのと余計な部分を傷つけてしまうときもあるので利用は慎重に。また大根おろしみたいなトゲトゲを利用して木材を削るものですので、滑らないように滑り止め付きの軍手をして利用します。
  19. タガネ(平タガネ)
    利用頻度★★★ 扱いやすさ★★★ 怪我の注意度☆☆
    主にリフォームやリノベDIYで、すでにある木製のものや構造物の解体や破壊の時にすごいパワーを発揮する道具です。押し入れの解体や壁の取り払いなど、解体屋さんなどプロの方が、大きな道具を使ってガシガシ壊されているのを見かけますが、結構な音が出るのと埃・ホコリが凄く出る!ちまちまと日曜大工で静かに(と言っても音は出るのですが)やるときには、このタガネとトンカチを使ってコンコンと解体をしていきます。

    タガネは金属の平たい棒で、先っぽが少し細くなっている道具。くさびの様に、木材と木材の隙間に当てて左手で持ち、ハンマーなどでお尻を叩いて少しづつ引きはがすように利用します。釘で止められている材料などはある程度、頭が出ていないとくぎ抜きなども利用できないので、解体作業の初めの一歩はこのタガネがあるととってもスムーズ。押し入れの解体は慣れてくると、このタガネ1本とトンカチ1本だけで30分くらいで出来るようになっちゃいます。

    このタガネそのもので怪我をするってことはあまりないのですが、利用するときに手で持ってハンマーでお尻を叩いて使うので、持っている手を打ち付けないようには注意です。
  20. 小型ネイルハンマー(小さな金槌、金づち)
    利用頻度★★ 扱いやすさ★★★ 怪我の注意度☆☆
    大きな金づちも、作業するときにはもちろん必要なのですが、併せて小さなものも一本あると便利です。
    小さくて細い釘を大きな金づちで打とうとすると曲がってしまったりすることも。また釘を打つ時は指でつまむ必要があるので大きいハンマーでだと指に当たってしまって釘が打てなかったりします。
    ネイルハンマーと言われるものは、釘(ネイル)を打つと同時に抜く用の部分が反対側についています。このくぎ抜きも大きい物だと、小さい釘を抜くときに頭の部分の金属をすり抜けてしまったり、曲げてしまうことがあるので、こういった小さなものを利用する方が効率が良いです。
  21. バール(釘抜き、金てこ)
    利用頻度★ 扱いやすさ★★★ 怪我の注意度☆☆☆☆
    バールは主にリフォームやリノベーションDIYで「解体作業」をする際にあった方が断然楽になる道具です。
    くぎ抜きとタガネが一つになったような道具。長さがあるのでテコが効きやすく、小さな力でガシガシと石膏ボードの壁に穴を空けてばらしたり、釘で止まっている木材を床や壁から引きはがしたりできます。どうにもならない平面に振り下ろして、穴を空ける瞬間はドキドキ。あまり硬すぎる部分にいきなり振り下ろすと危ないので様子を見ながら進めていきます。また解体時にはかなりホコリが舞い散ったり、破片が飛んできたりするので、マスク+防護ゴーグルで目と鼻や口をしっかりガードして行うようにしています。マスクをしないで作業すると鼻の穴の中が真っ黒に。あまり普段使いするような道具でも無いので、リフォームなど予定が無い場合は要らないと思います(万が一の防犯用かな笑)
  22. 壁紙用刷毛(なぜ刷毛)
    利用頻度★ 扱いやすさ★★★ 怪我の注意度☆
    なぜ刷毛は壁紙の貼り換えDIYの際に必須の道具。糊を付けた壁紙を壁に貼っていくときに空気が入ってしまわないように、名前の通り、壁紙の上から撫でるようにブラッシングをして利用します。
    壁紙を貼るときは一気に仕上げようとせずに、上から少しづつ、なぜ刷毛を使って丁寧に空気を抜きながら貼っていくことできれいに仕上がります。また壁紙のふちや、壁紙と壁紙の間を馴染ませる時にもゴシゴシとこすって使います。専用のローラーもありますがなぜ刷毛だけでも十分かなと思っています。
  23. カット定規(ステンレスカット定規、壁紙カット定規)
    利用頻度★ 扱いやすさ★★★ 怪我の注意度☆
    こちらも壁紙の貼り換えDIYの際に利用する道具。壁紙は壁の高さ(長さ)とぴったりに図ってはるより、ちょこっと長めにカットして、貼っていくので最後床の部分に余った壁紙をカッターを使ってカットするときにガイドとして利用します。また壁紙の横幅はだいたい92㎝程度なのですが、それ以上の幅を貼る際は2枚以上使う必要があります。ぴったりずれ無いように貼っても良いのですが隙間が空いてしまいがち。私のような素人にはちょっと難しくてDIYで出来るようになるには結構練習が必要な作業でしたが、プロの方たちは壁紙と壁紙を重ねて上から2枚ともカットしてつなぎ目を目立たなくさせないように貼り付けています。カットの際には、この壁紙用のカット定規を使ってカットします。
  24. ねじ抜きペンチ(ねじ外し、ねじ抜きプライヤー)
    利用頻度★★ 扱いやすさ★★★ 怪我の注意度☆☆
    もっと早く買っておけばよかった、発売されて良かった工具No.1かも?知れないです。古くなって錆びてしまったり、電動ドリルで締め込み過ぎたりして、ねじやビスの頭がつるんつるんになってしまうこと、DIYだとしょっちゅうあります。輪ゴムを使って滑り止めにして、ロングドライバーで回してみたり、通常のペンチを使ってグリグリしたり、外すのを諦めてタガネで飛ばしてしまったり・・・カナリ時間と労力がかかるし材料を傷つけてしまったり色々と苦しめられることがあるのですが、この道具を買ってからストレスが凄く減りました。

    通常のペンチはつまむ?挟む部分が平たくなっていますが、このねじ抜き用のペンチは、ネジをつかみやすいように先っぽの上下に半円上の窪みと横に滑らないようにギザギザが付いており、ネジ山が潰れたビスもしっかりとつまんで回すことが出来ます。もう、この道具が無い世界には戻らないでほしい位です(いつからあるのか分かりませんが…笑)
  25. ペンチ
    利用頻度★★★ 扱いやすさ★★★ 怪我の注意度☆☆☆
    100円ショップで買ったものをずっと利用しています。つかむところがツルツルのものではなくて横に刻みがついている奴の方が良いかなと思います。似たような道具で先が細く長いものや、ニッパーなどもあります。今のところは、金網を切ったり、針金を切ったりするときにちょっと太いかな?というくらいで、とりあえずはペンチは一本あれば大丈夫です。重くなるので疲れますが、小さなものは何とかなるので、どちらかというと買い足すとしたら大きなものを、少ない力でパワーを出せるものを買うかな。指を挟まないように。
  26. 金づち(ネイルハンマー、トンカチ)
    利用頻度★★★★★ 扱いやすさ★★★★ 怪我の注意度☆☆☆☆
    金づちはホームセンターで、少し良い物購入しました。釘を打つってそれ程ないのだけど、使うとなったら結構な量使うので、軽くて丈夫、握りやすい物だと本当に作業が楽です。
    両方が叩く部分になっているトンカチもありますが、くぎ抜きと一緒になっているタイプだと解体作業などにも使えるので便利。リフォームやリノベーションDIYではくぎ抜きとして方が利用頻度は多いかも。
    また叩きノミやタガネと一緒に利用したりもするので、少し大きめのものを買っておいた方が良いと思いました。また木の柄のものは意外と壊れやすい(使い方が悪かったのかな?)ので、柄も含めて金属製の丈夫なものをおススメします。ちょっとしたバールみたいな使い方もできます。使い始めて3・4年ですが、多分、このネイルハンマーは一生ものになると思いますので、それならコスパは全然良いかな。
  27. ペイントミキサー(撹拌羽根、かくはんビット)
    利用頻度★★★ 扱いやすさ★★★ 怪我の注意度☆☆☆
    ペイントミキサーは、ドリルビットと同じように電動ドリルにはめることでかくはん機として利用することが出来る道具です。パテやセメントを使わないなら必要ないかな…と思っていましたが、壁紙を貼るときの糊を混ぜたり、何種類かのペンキを混ぜて風合いを変えたりするときなど意外と混ぜ混ぜすることにも使えるので、意外と一本あると非常に便利。

    特に壁を新設したり、石膏ボードなどを貼るなど石材系の粉ものを練るとき、動画などでみると結構水っぽいので簡単に練れそう?って思うのですが、自力でやろうとすると凄い力が要ります。小さなバケツ一杯分、パテと水を練るだけで、粘度(ねばねば)がある上に材料の重さで凄い負担で、多分次の日は腱鞘炎になりそうなくらい。パテやセメントを利用して壁を塗ったり、タイルやレンガなどをとめたりするのに、この道具が無いともうやる気になりません。特別高い物でものないので1本あるとDIYで出来るリフォームや日曜大工の作業の幅が広がります。電動ドリルは結構な力があるので、回している時は、手で羽を触らないように注意してくださいね。
  28. 紙やすり(サンドペーパー)
    利用頻度★★★★ 扱いやすさ★★★★ 怪我の注意度☆☆
    こちらは小学生の図工の時からお馴染みの道具ですね。それほど利用しないなら目の粗い物から細かい物まで何種類かがまとめて入っている百円ショップのものを購入するのが良いと思います。利用頻度が高かったり、大型の家具を作るDIYをする時や、自宅DIYなど広い範囲の木材にやすり掛けをする必要があるときは、30㎝四方くらいの大きさのものが80円~200円くらいでホームセンターで購入することもできます。
    目の粗さに合わせて、数字(番号)が振ってあって、より目の粗いものほど数字が小さく(80くらいから400くらいまでとか)、目の細かいものほど数字が大きく(1000とか2000とか)なっています。

    木工で利用するときのあくまで目安ですが、①角材の角をとったりノコギリで切ったギザギザの部分を平らに均す時には80~200位の粗い物、②木材の家具に使う時など色を塗る前の仕上げや表面のツルツル部分を磨くときなどに利用するのが400~800くらい、③さらに仕上げや堅い木材などつやを出すくらいに磨きたい時に利用するのが1000以上で金属などはさらに細かい3000番や5000番なども利用することがあります。

    ステンレスなどをつやつや・ピッカピカに磨くときは、紙やすりだけで仕上げるのは難しいので、耐水ペーパーと言われる水に濡らしながら利用するタイプのサンドペーパーで磨いた後に、ピカールなどの研磨剤と乾いた布で仕上げ磨きをするとピッカピカになります。一度、息子と一緒にYouTuberのヒカキンが作っていたのを真似してアルミホイル玉などをDIYしたこともあります。
  29. 電動ドリル(ドリルドライバー(初心者向け)、インパクトドライバー(パワフル))
    利用頻度★★★★★ 扱いやすさ★★★ 怪我の注意度☆☆☆☆
    電動ドリルはDIYerに限らず、一家に一台あっても良い道具なのでは?とすら思っています。ビットドリルやビットドライバーと言われる用途に合わせたビットを固定して、モーターで回すことで利用する道具なのですが、手で回すより作業効率が段違い。昔みたいに作り付けの家具を買うことより、最近はニトリやIKEA、ネットショップなどで自分で組み立てる形式の家具を購入される方が多いと思います。そういった時に、ハンドドライバーで手でねじ回ししても良いのですが、電動ドリルがあれば、凄い楽に組み立てが出来るようになります。

    電動ドリルは、メーカーや用途によって、パワーもまちまちだし、種類も値段も沢山あるので初めて購入される方は、結構迷うと思います(私も迷いました)。毎日使うような人でなければ別に有名ブランドや高機能なもの、充電池式のもの(持ち運びには便利)にこだわる必要も無いと思うので安いやつで十分です。(ハンドクラフトなどに利用するのではない限り、流石に単三電池で動くような奴はパワーが無さすぎるのでやめておいた方が良いです、家具の組み立ても無理)。もちろん用途に合わせて選ぶ必要はあると思いますが、初心者の方へ私がおススメするのはホームセンターのPB(プライベートブランド)品。安いやつをネットで買うと粗悪品を引いた時に交換が面倒だったりするのですが、ホームセンターなら在庫もあるし、すぐに返品交換してくれるので良かったです。

    電動ドリルは大きく分けるとパワーで2種類、①比較的扱いやすいけどパワーが弱めなドリルドライバーと、②強力な力で最後叩きつけるような締め込みが出来るインパクトドライバーと言われるものがあります。また電源の取り方によって、コンセント式と充電器式があります。充電器式のインパクトドライバーは持ち運びも良く、電源が無いところでも強力な作業が出来るので、プロ向き。コンセント式のドリルドライバーは電源が取れる室内DIY向きって感じです。パワーがある方がねじの締め込みも速いので大量にビスなどを打つ作業が必要な方には向いていると思いますが、その分巻き込む力が強く怪我につながり易かったり、ビス頭をダメにする可能性が上がるので、初心者や日曜大工にはドリルドライバーで慣れてからで良いかなと思います。室内をセルフリフォームをする時も電源が取れるなら大丈夫、私も2DKくらいのリフォームを延長コード使いながらドリルドライバーで最後まで完成できました。
  30. 電気ジグソー(電動ジグソー)
    利用頻度★★★ 扱いやすさ★★ 怪我の注意度☆☆☆☆☆
    電気ジグソーは、図工で使った糸のこを手で持って使えるようにしたような電動工具です。
    高速で上下する5cmくらいの刃で木材をカットしてくれるので、丸ノコの様に回転したままキックバックするということは起きずらい工具です。ただ上からしっかり押さえるように使わないと、上下運動で板と刃がぶれて外れて暴れることがあるので、もちろん注意は必要。

    ビビりで電動工具をあまり使わないのに、電動ジグソーを使うのは、丸ノコやノコギリでは難しい、細かい曲線が切れるということにあります。また刃が細いので板に穴を空けるてそこに差し込んで窓のような加工をすることもできます。一応、手動式の糸のこもあるのですが、一回使って恐ろしい大変さだったので電動ジグソーだけは利用するようになりました。

    他にも細かい削り出しや加工が出来る道具として、電動トリマーやディスクグラインダー、マルチツールなど使うと便利になる電動DIYグッズは沢山ありますが、ノミややすりなどで代用できてしまうので、日曜大工で私が最低限あったらいいなという電動工具であれば、電動ドリルと電動ジグソーをおススメします。

日曜大工・リフォームDIYの目的別作業別、使う道具セット

coming soon…