鶏の飼い方⑪…東京都近郊でひよこ(雛)を買うならここ!ペットショップよりお得な農林総合研究センター(※2023年5月時点 情報追加)

2023年やっと世界的な感染症、コロナウィルスの流行について落ち着きが感じられ、人の集まりが増え、外出することにそれ程不安もなくなってきたタイミング。
少し前に、海外では卵が高い…なんて話題を見ていたら、2023年2月23日現在では、日本でも、卵が高い!とか、とうとう店頭にない!とか、買えない!なんてニュースや話題も。

Hacksでも、コケぬしさんのコラム記事を読んだ、とあるニュース番組から「この機会に鶏を飼い始めた人を探している」「産んだ卵の料理方法を紹介してほしい」などと取材のお問合せを頂いたり、Twitterでお問合せを頂いたり、かなり鶏を飼ってみようかな?と考え始めている方が増えている様子。

そこで、Hacksが飼育している「東京うこっけい」のゆきみちゃんたちの故郷、東京都や近郊にお住いの方におススメの鶏のひな(ひよこ)の入手先として「東京都農林総合研究センター」をご紹介いたします。ちなみに東京都にお住いの方以外の方や、首都圏近郊の方のもらい方も、記載がありますので是非、最後までご覧くださいね。

東京の農林畜産業とブランドを守る秘密施設!東京都農林総合研究センター

東京都農林総合研究センターは、ホームページによると“東京都における農林業の技術開発を担う公的試験研究機関”とのこと。おお、なんか農業を研究してるのだろう…、ということは伝わるのですが、鶏たちとの関係は少し分りづらい感じなのでご紹介させてください。

東京都農林総合研究センターとは?

東京都農林総合研究センターは、公益財団法人 東京都農林水産振興財団が運営する組織です。公益財団法人 東京都農林水産振興財団は、平成 3年3月(財)東京都農林水産業後継者育成財団と(社)東京都野菜価格安定資金協会とが解消された後の後継的に設立され、今でも農林水産業の担い手となる後継者の確保育成や農林水産業の振興、森林保全整備等を行っているようです。その財団の中で、農林業から食品産業までを対象とする「試験研究部門」であるのが、この東京都農林総合研究センターとのこと。

要は、未来の農業のために産業や人材育成等の事業を行っている財団の、“研究部門”のようですね。

財団のシンボルマーク。農業・林業・水産業・食品を示す

その施設は都内に複数あり、その主要なものが東京都内に3か所あります。

一つ目が東京都立川市富士見町にある“立川庁舎”でそちらでは研究企画室やスマート農業推進室の他、園芸技術科・生産環境科・緑化森林科など主に植物に関わるようなことを取り扱っているようです。(写真1枚目)また2つ目の施設の江戸川分場も、展示温室や花き試験温室や野菜試験温室などがあり、主に取り扱っているのは植物やいわゆる農作物の様子。(写真2枚目)こちらの2つもHacksは家庭菜園などもしますので、とっても興味深いですが、今回メインでご紹介する施設ではありません。

3つ目最後にご紹介する青梅庁舎(東京都青梅市)という施設が今回のメインの場所です。Hacks家の2羽の鶏を分けていただいたのも、この東京都農林総合研究センターの青梅庁舎にある青梅畜産センターです。この青梅庁舎は、立川庁舎と江戸川分場とは違い、畜産技術科というものが入っているそうで、またうちの鶏たちを分けていただいた青梅畜産センターでは、鶏の他にも、牛や豚はもちろんのこと羊や山羊を飼育していたり、飼料の畑もあったりして、まさに畜産に関わる研究を行っているようです。

特にこの畜産センターの重要な役割が「東京ブランド畜産物の種畜の維持を担っていくこと」。つまり東京ブランドの品種を絶やさないよう飼育している施設のようです。

東京ブランドの畜産物ってご存知ですか

この青梅畜産センターで飼育している東京ブランドの畜産物は、豚1品種と鶏2品種の3種類が紹介されていました。

一つ目が東京のブランド豚「トウキョウX(TOKYO X)」。肉質に優れた特徴を持つ3品種の豚(北京黒豚、バークシャー種、デュロック種)を掛け合わせて作られた品種で、見た目が黒・茶の斑点があって、なんだかとてもかわいい。肉は臭みがなく風味、味わいに優れて、脂身も美味しいそうです。食べてみたいなぁ…と畜産組合のページを調べてみたのですが、まだ流通量や取扱いのお店がカナリ限られている様子で、あまり普及している感じではなさそう。また置いてあるお店も紹介数が少ないようですが、一度是非食べてみたいなと思います。

参考:TOKYOX生産組合

そして2つ目・3つ目が、東京ブランドの鶏の品種が「東京しゃも」と「東京うこっけい」です。

「東京しゃも」は、豚の「トウキョウX」と同様に品種交配により生み出された地域ブランドで、“純系軍鶏”と“ロードアイランドレッド種”の2種を2代によって掛け合わせることで生み出されている品種のようです。

青梅畜産センターでは、「東京うこっけい」と「東京しゃも」の他に、「ロードアイランドレッド種」のヒナも配布(販売)があるのですが理由は、「東京しゃも」の品種交配に必要な種だったからなのですね。ちなみに秋田県のブランド比内地鶏もこの「ロードアイランドレッド種」と「比内鶏」を掛け合わせた品種とのことです。

東京で「しゃも?」ってなんか関係あるのかな?と思っていたのですが、意外と歴史が古いようで、江戸の名物料理として「シャモ鍋」が有名で当時の 風俗誌 (幕末の風俗誌「守貞漫稿」(1853年)にも取り上げられ、京都や大阪の“かしわ鍋”に対し、江戸は“しゃも鍋”だというような感じで記載があるそう。開発は、昭和46年から、軍鶏特有の闘争性の除去や育成率の向上を図る改良から始まり、その改良した軍鶏と様々な鶏種との交配を試して、昭和59年に現在の形で完成したそうです。

これも、なんかとても美味しそう…で調べてみましたが、ブランドって取扱いを絞ることが目的だけじゃないと思うんですが、まだまだ普及はしていない雰囲気でまたまた手に入らなそう&取扱いのお店は見つからなそうだなぁ…という印象を持ちました。

参考:東京しゃも生産組合 (tokyo-shamo.jp)

東京ブランドの畜産3ブランドの最後が、うちでも飼育している「東京うこっけい」です。

うこっけい(烏骨鶏)は、普通の鶏?とは少し違いがあって、漢字で書いた時の名前(烏骨鶏)の通り、カラスの骨の様に見た目は白いのですが、内臓や骨に至るまで肉は真っ黒なにわとりです。また足の指の数も違い、性格も少し野性的。また産卵頻度が少ないのが特徴で、その分、卵もお肉も貴重なようです。

それに対し、「東京うこっけい」は、なんと通常の約2倍近く、年間190個程度(55%)まで卵を産むように改良された品種。また飼料効率(1kgの卵を産むのにより少ないエサの量で済む)も高めたとっても優秀な品種の様です。

また「東京うこっけい」は、他の東京ブランドの「トウキョウX」や「東京しゃも」とは違い複数品種の掛け合わせによってではなく、より効率の良い烏骨鶏ちゃんの中から“選抜”によって選び抜くことで改良した、まさにエリート品種。そもそも高かったものを、より普及が進むように、少しでも手に取りやすいように改善しつつ、ブランド化によって価格を維持するというのは、とてもいい作戦な気がします。

ちなみに東京ブランドで調べていたら、東京ビーフというのも見つけて、青梅畜産センターでは紹介がなかったので調べてみたら、物凄く特定の生産者に限定された、希少な品種の様でした。ちょっと中々手が届かなそうで、こちらも残念。

参考:畜産物 | とうきょうの恵みTOKYO GROWN

上記3ブランドの他にも東京都農林総合研究センターの関連施設では「奥多摩やまめ」や「香りシクラメン」という品種をつくったり、林業向けに花粉が少ない品種の普及をおこなったり、また「とうきょう元気堆肥」という堆肥の販売もしているようです。センターを運営する公益財団法人東京都農林水産振興財団のホームページを見ても、地域の林業関連事業と関わるブランドを支えていることなどが記載されていて、とても面白かったので是非ご覧ください。
参考:東京都農林水産振興財団ホームページ (tokyo-aff.or.jp)

青梅畜産センターで、ヒナ(ひよこ)を分けてもらおう!申し込みの仕方

この東京都農林総合研究センターが運営する青梅畜産センターでは、毎年、ご紹介した貴重な「東京ブランド」の畜産物である「東京うこっけい」や「東京しゃも」を、事業的規模での生産者の方に限らず、なんと1羽からヒナを分けてくれています。

うちの鶏のひよこたちを分けてもらったのは2020年ですが翌年2021年や2022年はコロナの影響や、恐らくですが庁舎が新設工事中(旧畜産試験場の開設から2020年でちょうど100年目だったようで2021年4月に新施設をオープンしたとのこと)だったことなどもあり、配布の単位が50羽と、とても個人では引き受けられない数だったのですが、2023年最近改めて確認したところ、今年の申込みから1羽単位での配布が復活していたので、鶏をお迎えしようと考えている方は、是非、記事を参考に申込み&問合せしてみてくださいね。

受付は毎年1回のみ!鶏のヒナ(ひよこ)を受け取るための手続きと申込について

青梅畜産センターで鶏を分けてもらうための申し込みは、毎年2月1日から(都内在住者向け)行われ、先着順で配布予定数(予定数の発表は無さそうです)にヒナ(ひよこ)の申込の数が達するか、2023年は3月24日(金)まで受け付けてくれます。何で2月1日なのかは、分からないのですが、鶏の飼育は毎年2月1日の飼育数を元にして“家畜”として飼育状況の届け出が必要なのでそれとも関係があるのかもしれないですね。

参考:鶏の飼い方⑥…ちゃぼ・烏骨鶏など「鶏の寿命」は?病気対策と飼育時に必要な届出、亡くなった場合

青梅畜産センターでは、鶏(ヒナか卵)を申し込んで、受け取るまでの流れは以下の4つとなります。

  1. “電話”で、欲しい品種の名前と、どの生産品(生まれたばかりの雛or30日目の雛or種卵)が欲しいか、何羽(何個)欲しいか連絡して予約をする。
  2. 電話予約後に申し込みを行う。方法は、ア.WEBの申込フォームから申し込むか、イ.申込用紙を「郵送、電子メール、(FAX)」で送付するか、ウ.申込書をセンターへ直接持参するかの3つ。
  3. 申込書の受付後に、配布が決まることを祈り、配付予定日の決定についてのセンターからの連絡を待つ(電話などで来るそうです)。
  4. 配布予定日に青梅畜産センターにヒナをお迎えに行って自宅に連れ帰る。(卵の場合は郵送も可)

まずは電話で予約!どの鶏がいいか、ヒナかひよこか、卵が良いか迷った時のおすすめは?

そもそも青梅畜産センターで受け取れる鶏の品種は3種類で先ほどの東京ブランド品種である「東京しゃも」と「東京うこっけい」、そして東京しゃもの親鳥である「ロードアイランドレッド種」という鶏です。

「東京しゃも」もニワトリなので卵を産まないわけではないのですが、基本的には、お肉を目的とした品種で、青梅畜産センターでは、卵もひなも“雌雄を鑑別していない”状態での配布となります。捌いて食べる!までを想定されている方は良いとは思うのですが、卵目的の方で、万が一オスが当たってしまった場合を考えると、選ぶのはなかなか難しいと思います。


「東京うこっけい」と「ロードアイランドレッド種」に関しては、お肉も食べられますが、採卵鶏としての配布(販売)です。そのため、雛を選んだ場合、基本的には雌(メス)であることを確認してもらったものの配布をしてもらえるので安心です。

1個30円でたまご(受精卵)の配布もあるのですが、こちらも雌雄を鑑別していない状態であることや、孵化させるには孵卵器や温めてくれる親鳥が必要なので、少し難しそう。

そのため、「東京うこっけい」と「ロードアイランドレッド種」の雛(ひな)を選ぶことになると思うのですが、良く見ると配布されているヒナには2種類あって、“初生”と“30日”あります。これは、日齢(生まれてから何日経ったか)の区別で、初生が生まれたてのまさに黄色いひよこで、30日齢がヒヨコから鶏になりかけの若いニワトリと言った感じです。
値段は、初生雛が170円、30日齢ヒナが550円で、初生雛の方が安いし、可愛いのも間違いなく“初生”のピヨピヨヒヨコなのですが。

1か月くらいの鶏(ロードアイランドレッド種)を抱きかかえる様子
1ヵ月目(幼びな)
生まれて1か月くらいの烏骨鶏を抱きかかえる様子
1ヵ月目(幼ひな)

初めて鶏を飼われる方へ、青梅畜産センターで分けてもらうなら、Hacksがおすすめするのは、断然、30日齢の雛です。理由は、引き渡し時のヒナ(ひよこ)の弱さと、ワクチンの接種状況と、にあります。

そもそも卵からヒヨコを孵すのも難しいのですが、ヒヨコをある程度の大きさにまで育てるのにも保温してあげたり、餌を特別なものを用意したりとお世話が必要です。また鶏や鳥類には、今流行っている鳥インフルエンザ以外にも感染症が沢山あって、もちろん罹らなければ良いのですが、対策のためのワクチンが複数あります。こちら鶏用のワクチン接種は今のところ義務ではないので、自宅で飼育されている方など含めて恐らくそれ程気にしていないという方も多いし、私も神経質になり過ぎるのもどうかと思います。ただ犬や猫と同じように、鶏も家畜ですが生き物です。初めて飼育する際にせっかくなら、可愛さだけではなくて、失敗をしないで済むように少しでも準備をしているものを選ぶ方が良いと思っています。一応、記載しますと、初生ひなはマレックワクチンを接種済み、30日齢ひなは、マレックワクチンに加えて、ニューカッスルワクチン、鶏伝染性気管支炎ワクチン、伝染性ファブリキウス嚢病ワクチン、鶏痘ワクチンが接種済となっています。

鶏の品種は、好みで良いと思いますが、しっかり卵をたくさん産んでもらいたいなら「ロードアイランドレッド」、珍しくてたまに高級な変わったものを食べてみたいなら「東京うこっけい」がおススメです。うちは最初は一羽づつ迎えて様子を見てみることにしました。

参考:鶏の飼い方④…烏骨鶏(うこっけい)とは?にわとりとの違い!飼いやすいのはどっち?成長や鳴き声、卵の違い

予約後の申込書提出と配布日決定の連絡が来るまでの過ごし方

どの品種やヒナでも、受け取るものが決まったら、青梅畜産センターの鶏班に電話で予約します。
予約の受付電話は、初日に何時間かつながらないことが有りますが、2.3日すると普通につながるのでそれ程慌てなくても大丈夫そうでした。また電話での予約受付時には、希望の品種などと名前や住所を聞かれるので伝えるようにします。

なんだか少し手間で不思議なのですが、電話で予約をした後に、改めて、申込書を提出します。※最初から申込書じゃないのが不思議です。

2020年に申し込みを行った際には、無かったのですが、2023年にはWeb上で申し込みが可能なフォームが、Webサイトに新設されていたのでそちらの方が便利そうですよ。ただ送信されたかどうかなど申し込み完了についての確認連絡は、全くなかったので、心配な方はメールなどで送付が確認できる形で申し込んだ方が良いかもしれないですね。私は、簡単なので、Webをおすすめします。

参考:申請書 (tokyo-aff.or.jp)

申込書は、書式もWebでも、とってもシンプルなので分かりやすいですが、うちは販売が目的ではないので、飼養目的・用途は、自家用に〇をして提出しています。

その後は、配布の決定がされるかどうか、連絡が来るまで、ただ祈って待つのみです。これ2020年の時は、確か電話で配布決定のご連絡を頂いたのですが、結構ドキドキします。問い合わせたことは無いですが、特に受付のお知らせも無いので、連絡が本当に来るのか心配ですが、毎年チャンスは来るし、割と配布数は多い様子なので落ち着いて、待つようにしましょう。

配布の決定の連絡が有ったら、ヒナを受け取る時に持っていくもの

配布の決定がされると、メールや電話などで、青梅畜産センターから連絡が来ます。2020年に受け取った時に、どっちで連絡をもらったか忘れてしまったのですが、恐らくメールで申込書を送付していたので、メールで連絡を頂いた気がします。

配布の決定の連絡後に、いつヒナを青梅畜産センターに受け取りに来るのかを聞かれるので、予定日を伝えると、いよいよ鶏のヒナのお迎えに向かいます。

連絡からヒナを迎えるまでに1~2か月ほど時間があったので、どこで飼育するか・エサや水、外敵から守る小屋、初生を選んだ場合、寒さなどに問題が無い場所をしっかりと準備をしておくようにしましょう。

参考:鶏の飼い方③…鶏小屋の作り方と、鶏小屋を作るに当たって注意すること | Hacks (hacks-diy.com)

DIYで手作りした鶏小屋の全体象

小屋やエサなど迎える場所の準備が整い、実際に雛を受け取り向かう時に、用意したのは以下の5つです。

  1. 申込者本人確認用の身分証明書
  2. 受け取ったヒナを入れる段ボールなどの箱
  3. 段ボールの中でヒナが滑らない様に敷く布
  4. 青梅畜産センター指定の受領書を印刷したモノ 申 請 書 (tokyo-aff.or.jp)
  5. 雛(ひな)の受け取り代金

しっかり用意した方が良いのは、2と3。受け取る時に準備が必要です。鶏のヒナを、特に何もない状態でそのまま手渡しで渡されますので、鶏を抱いたことが無いと最初はびっくりしてしまうかも…箱を渡せば入れてくれたりもするのかもしれないですが、私は、直接受け取って、車の段ボールまで自分で抱いていっていれました。

またヒナは最初とてもおびえていますし、ジャンプしたりもできるので、自宅につくまでは段ボールの蓋を閉じてあげて狭くない様に、せめて1羽につき40㎝位の高さと90㎠くらいの広さの箱を用意してあげた方が良いと思います。1羽ならちょうどいいのは1.5ℓとかのペットボトル6本入りの箱くらいかな。

また鶏は床がツルツルしていると滑ってしまうので、私は、段ボールの中に新聞紙を敷いていきました。当時はあまり知識が無かったのですが、それでも、しゃがみこんでいたので、もっとくしゃくしゃにして、細長く引き裂いた方が良かったなと思います。

実際に受け取りに行った日のことと連れ帰ってきてからのヒナの様子

以下、すべて2020年当時の様子です。現在の受付や入場の方法は変わっている可能性もありますので、青梅畜産センターのホームページをご覧ください。2023年2月現在ではあまり変わっていないようですが。

受け取りの当日(4月頃)は、段ボールや受領証を準備をし、板橋区の自宅から車で青梅畜産センターに受け取りに行きました。また2023年2月現在もグーグルマップには、住所のみの登録で青梅畜産センターといれても場所が出てこないので注意が必要です。事前にグーグルマップで住所を調べ、カーナビに入れて向かったのですが、青梅畜産センター、めちゃくちゃ入口が分かりにくい!


雨が降る中、大きな敷地の外周をぐるっと回って、ここかな?とやっと入口らしきものを見つけました。当時は、門扉の周りに特に受付みたいなものもなかったので、ここであってるのかな…と不安に思いながらも車でそのまま入場しました。

入場すると、すぐに車両ごと防疫対策の消毒を行うシャワーを浴びます。

最初に料金の納入と受領証の確認を行うために窓口を目指して場内を進んでいくことになるのですが、これまた場内がとっても広い上にあまり看板が無いので分かりにくい…また恐らく敢えて数を制限しているのだと思うのですが、他に誰もいなかったので、本当に受け取れるのか、窓口はあるのか。とても不安になりながら、車をゆっくり進めました。

簡単にはヒナまでたどり着かせない!広大な敷地と支払からヒナを受け取るまでの様子

しばらく道なりに進んでいったのですが、ここで更にトラップがw
場内エリアで分かれているのですが、その途中途中に道を塞ぐようにバリケードが設置されているのです。

最初は、バリケードで完全に道を塞がれてしまっているところに当たると、あれ…こっちの道なのだけどな…と迂回をしてみようとしたりしていたのですが、どうやってもたどり着かない…

アレ…と思ってもう一度バリケードがあった道に戻ってみたら、別のクルマの運転手の方がバリケードを開けて通った後に、戻していらっしゃるところでした。コロナの真っ最中、その方は、ご自身のクルマに乗ってさっと行かれてしまったのですが、雨の中、降りて確認してみたのがこの看板。

あぁ手動で開けてよいのかと気付いて、やっと受付までたどり着くことができました。また、このバリケード、開けて通って良いやつと、通っていけないやつとが混在しているのでとっても迷いました。

ちなみにぐるぐるしている間に、牛の居るエリアや豚の居るエリアも見れたので良かったのですが、雨だったので外にはほとんど何もいなかったのが残念。

料金支払いの方の窓口
ヒナを受け取る方の窓口

またヒナの料金の支払いの場所と、実際にヒナを受け取る場所は別々です。受付窓口でお支払いなどを済ませた後に、また車で移動してヒナを受け取りに向かいました。

※ちなみに今更気付いたのですが、最初に入ったのは“東門”で支払いの際は“正門”から入場して事務を済ませ、それから東門に移動して、消毒等を行ってから、ヒナの配布に進むのが正しいようです。正門、見つける前にたまたま先に東門を見つけて入ってしまい、苦労したようです。

車から降りて、受取証をもって窓口に向かうと、確認の後、裏からヒナをもってきて、手渡ししてくれます。受け取りを待っている間も、裏の方からピヨピヨ鳴き声が聞こえるので、とっても楽しみでした。ちなみにこの青梅畜産センターでの雛の配布ですが基本的には、都内在住者が優先で申込受付も、都内在住者が2月1日からと早いのですが、都外在住者の方にも3月16日から配布の受付を行っています。受付は先着順ですし、受け取りたいヒナ(ひよこ)の種類によっては申込みがそれよりも早く終了してしまう場合もある様ですが、もしお知らせがなければ、ネットで販売しているものよりも安いし、ワクチン接種も確実なので本当にお薦めです。

仮の段ボール小屋住まいの頃の様子

この後は、ヒナを窓口でひょいと渡されるので受け取って、車の中で待っていた子供たちに少しだけ挨拶させてから、出来る限りゆっくり慎重に運転して帰りました。帰りの車の中でも、ピヨピヨと鳴いていたのを覚えています。また小屋も用意はしてあったのですが、30日雛とはいえまだ弱いので、寒かったのもあり1か月ほどは室内で飼育し、外の小屋ではうちに来てから30日くらい(60日目雛)になってから飼育をするようにしました。黄色いヒヨコが良いなぁと最初は子供たちも言っていたのですが、30日齢のヒナも、小さくて可愛く、また鳴き声はヒヨコそのもの。この日から、ゆっくりと鶏たちとの生活が始まりました。

2023年5月に3羽目のヒナを受け取りに行った時の様子

上記は2020年に最初の2羽をお迎えに行った時の様子。その後、2023年5月にもう一羽お迎えをすることになり、その際の様子を少しだけ。

受付の場所は変わりません!最初にココを目指して!“正門”へ

正門で受付後、車で進んでいく!他の入口と間違えない様に!

綺麗になったヒナ配布窓口!窓からじゃなくてシャッターから受け取りました

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